海外進学体験談 アメリカ シアトル N.Fさん

http://shingaku.alc-gp.jp/taikendan_us_Seattle0509_NF.html

アメリカ大学進学留学体験談、シアトル N.Fさん

アメリカ大学進学留学したN.Fさんの体験談をご紹介させていただきます。

アメリカ シアトル
N.Fさん (20代、女性、大学生)
2005年9月～2007年2月(約1年5ヶ月)

私の留学したシアトルはとてもリベラルな街で、またアジア人も多いので、差別を受けるようなことはまずないと思います。都市部で暮らさない限り、留学費用もそこまで高くはなりません。治安も、日本よりは悪いですが、アメリカ全体から見るとかなりいい方です。シアトルにはフットボールや野球、バスケットボールのドームがあり、ショッピングモールも多くカラオケなどもあるので、退屈することはほとんどないと思います。シアトル最大の難点は天候でしょうか。夏は涼しくて晴れる日が続くのでとても過ごしやすいですが、冬は雨がずっと降り続きます。ストレスなどがたまりがちな方は、気分が滅入ってしまうかもしれません。もうひとつの難点は交通網です。シアトルダウンタウン内は無料のバスが多く走っているので問題はありませんが、郊外(私はAuburnという田舎の町に住んでいます)になるとバスの乗り換えがわかりにくく、また休日は運行していなかったりするので、ちょっとした買い物にも往復だけで時間がかかってしまいます。余談ですがバスの費用は安い(17歳以上で1ドル25セント、区間不問)です。車を持っていると行動の範囲がぐっと広がり、とても生活が楽になります。 留学前は誰でも不安が多くあると思いますが、特に心配なのが英語での会話だと思います。リスニング、スピーキングは日本人が特に苦手とするジャンルだそうです。私はESLにも行かず、また英語が得意だったわけでもないので、授業が始まった時は先生が何を言っているのかもほとんど理解できない状態でした。友人もいない状態で、これはとても大きな不安でした。ここで落ち込んでホームシックになってしまう留学生は思いの外多いです。私からできるアドバイスは、『恥ずかしがらず、どんどん発言する』ということです。どんなに些細な質問でも、積極的に聞きさえすれば、先生方は親切に答えてくれます。英語がうまく話せなくても、熱心に聞いてくれます。クラスメートも、自分から話しかければすぐに仲良くなれます。こういったことを恥ずかしいと思ってしまうのは日本人としては当然だとは思いますが、習慣が日本とは違うので、慣れれば普通のことになっていきます。例え英語がそんなに上手く話せなくても、ボディーランゲージや筆談、表情などで、違う国籍の方と楽しく話すことは十分可能です。そうしているうちに、英語はどんどん上達していきます。日本に興味を持っている人はとても多いので、日本の文化をよく知っていれば話題には困りません。 アメリカは多国籍国家なので、色々な人に出会えます。考え方や価値観、人の性格、センス、モラル、本当に様々です。勉強以外にも大切なことを学べるということは、留学の大きな利点だと思います。違いすぎる価値観が理解できなかったりして辛い思いをすることもあるかもしれませんが、そういったことが、将来的には絶対に自分の器を広げてくれます。海外に長期滞在できるせっかくの機会ですから、ぜひ勉強以外の側面にも目を向けてください。

※授業料、滞在費用、食事を除いた

留学体験談一覧へ戻る >>>